賃貸併用住宅とは?

「賃貸併用住宅」てどういう建物?メリットや注意点など、基本情報を簡単にご説明します。

賃貸併用住宅とは?その1賃貸併用住宅とは

賃貸併用住宅とは?その1 賃貸併用住宅とは

賃貸物件というと、アパートのように賃借人のみが入居している建物であり、オーナー自身は別の建物に居住しているのが一般的です。これに対し賃貸併用住宅とは、1棟の建物内に「オーナーの居住スペース」と「賃借人の居住スペース」が共存している建物をいいます。
たとえば、1階部分にオーナーが居住して、2階部分のみを賃貸物件仕様にして一般に貸し出すといったケースがあります。建物内部ではつながっておらず、あくまでお互いの居住スペースは独立した造りとなっています。

賃貸併用住宅とは?その2なぜ今、賃貸併用住宅が増えているのか

オーナーの居住スペースと賃貸部分を同じ建物内で共存させるためには、さまざまな課題がありました。たとえば、建築設計上の問題で、賃貸スペースとオーナーの居住スペースでは間取りや設備が大幅に異なるため、両者を同じ建物内で共存するように間取りを設計することは非常に難しいという現実がありました。
けれども、昨今の建築技術の発達によって、フロア毎の間取り設定の自由度が高まったこと、遮音性能の向上により、これまでの問題が解決し、お互いの居住空間の独立性が確保できるようになりました。これにより、「家賃」という収入が得られる賃貸併用住宅が注目を集めることとなったのです。

賃貸併用住宅とは?その3賃貸併用住宅にはどのようなメリットがあるのか

賃貸併用住宅には、一般的な住宅にはない多くのメリットがあります。
まず賃貸部分から「家賃」という収入が得られるため、これを利用したローン返済計画を立てることができます。そのため、通常の住宅よりも金融機関からの融資が受けやすい傾向にあります。また、一般的なアパートを建築する場合は、金利の低い住宅ローンを利用することはできませんが、賃貸併用住宅の場合は、オーナーの住宅部分の割合が一定以上あれば住宅ローンを利用することができるため、非常に低い金利で賃貸経営を始めることができます。さらに、賃貸併用住宅特有の独立性を活かして、将来のライフスタイルにあわせて二世帯住宅へ転用することも可能です。

賃貸併用住宅とは?その4賃貸併用住宅ならではのリスク

このように賃貸併用住宅には多くのメリットがありますが、その一方で賃貸経営における「空室リスク」や「管理リスク」さらには「賃借人とのトラブルリスク」など課題となるリスクも存在するため、賃貸併用住宅を検討する際には、これらについても事前によく検討する必要があります。

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