都市部で新築戸建を建てようとした際、様々な規制の中で建築検討せざるを得ないことはよくあります。その中で、快適でゆとりある家を建てるため、小屋裏空間や床下空間などデッドスペースを活かし、外見では 2 階建でありながら内部は 6 層という「四次元ポケット」のように広がる空間を作り出しました。また、多層でありながらも効率的な動線設計を工夫し、縦に広がる住宅でもスムーズな移動が可能な、革新的な多層の空間利用を提案しています。
通常、縦空間は移動距離が長くなりがちですが、スキップフロアを採用し全て半層で移動できるように設計しています。
また、動線と上に家事の流れに沿って部屋を設けて、移動だけでなく家事の効率をも高めることで負担を減らして、共働き世帯を応援する家の提案をしています。
シンプルな外観でありながら、中に入れば半地下から小屋裏のロフトまでをスキップフロアで繋げた 6 層の居住空間を生み出しています。多層に繋がる空間は、子供部屋から収納兼階段としたステップで小屋裏へ上がるとロフトとしても収納としても活用できる隠れ家のようなスペースがあり、子どもにとってまさに秘密基地のような最高のアソビ場になります。
子供部屋(左)と収納兼階段としたステップで繋がる小屋裏を活かしたロフトスペース(右)